伝説の同人誌『よしりんでポン!』考察そのD




P15,16,17 飛影 元ネタ暴露のコーナー 絵:冨樫義博氏

(以下引用)
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『こいつが』(→飛影、通常)

『こう見える人はいいとして』(→超デフォルメの可愛いバージョン)

『こう見える人がいるらしいが』(→手前のベジータ)
「オレじゃないよ」(→ベジータの奥にいる、ベジータより断然巨大な謎のキャラ)

『元ネタは
 スカンキーなんだ。』(→まるまる1ページに大きく二行で。)

(以上引用)
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そう言われれば飛影はベジータに見えないことも無いか。とここで初めて納得する管理人ですごめんなさい(爆)。
「こう見える人はいいとして」と原作者の出してる飛影はちょっと、何キャラ??!?というくらいに丸っこくて可愛いんです。
いろんな意味で同人誌の格好のエサネタにされてる彼ですからね…。ていうか、こう見えていいんだ?!トガさん?ホントにいいの?!(笑)
ちなみに私には… どうしても同一人物には見えません…。めでたい奴ですいません。

「オレじゃないよ」と二ページ目でつぶやいてるキャラ、ベジータよりめっちゃ存在感あるんですけど?!!
ちなみにコレ誰なのかは知りません。ドラゴンボールには詳しくないので。でも今回は無意味に存在感がデカくって笑えます。
そしてスカンキーと言われてもわかりません。(ホントに幽白以外知らない奴だな私…)
どうやらパタリロ!の登場人物らしいのですが詳細はここでは書きません。



18.骸(ナキガラ) 絵:新田氏
(以下イラストの横の文句を引用)
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『同じこの夢と
 暗い体』

『骸(ナキガラ)』
(以上引用)
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躯の全身ヌード。黒背景で、まっ逆さまに落ちているのですが、躯は微笑を浮かべている、という絵。
新田氏の絵は前にも言いましたが、均整が取れていてきれいなんですよ。その画力でこの躯を描かれると言葉に詰まるほどの衝撃がありますね…。
とりあえず美しいです。半身もサイボーグ化されてるし焼け爛れてるんですが、美しく恐ろしいこの姿はまさに芸術品。


19.編集白書 扉絵 絵:冨樫義博氏
扉絵はセーラー服・ショートカットの、純な感じの女子生徒。カメラ目線ではないけど笑顔です。
その後ろでものすごい顔して彼女を指差す怪しげなオッサン約一名(笑)ジャージの上着みたいなの着てるので、教師?
本編に出てくるキャラを見てみると、髪形・年齢的には桑八に一番近いんですけどね。
てか本編にこの扉絵が関係しているとはどうしても思えない。年齢で桑八って言ったけど本編のキャラみんなオッサンやし(爆)


20.編集白書 本編 絵:冨樫義博氏
(以下引用)
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女将 「失礼します… お酒お持ちしました。」(旅館らしき居間で、女将がふすまを開けて入ってくる)
(編集者・桑八がチラリと女将を見る)

疎井 「おう女将! こっちこっち。
 コップだから早いわ。」(ネクタイを緩めつつ男が既に空になった酒瓶を持ち上げる)

女将 「それであのう… 疎井さん。」
   「こちらの方が…あの 幽遊…」
冨樫 「あドモ。」
疎井 「ははは… 女将も 耳が早い。」

女将 「実はね… うちの仲居や板前達が騒ぎ出しちゃって
    あの子達 色紙をね、こんなに…」
(大量の色紙を前に差し出す)

疎井 「いや 困るなあ、そんなに。」『ガハハハ』

疎井 「そういう事だが… どうかね 冨樫先生。」
冨樫 「あ… ハア、それじゃあ。」

女将 「すいませんねえ、おくつろぎの所を…」
冨樫 「いえ… なんも…」

冨樫 「……」(キュキュ、とサインをする)

女将 「いいですか? チラッと絵などを…」(色紙を横から指差す)
冨樫 「えっ… あ スイマセン。」

(他の周りの人物が笑顔でうなずきながら見守っている)

(ふと冨樫の手が止まる。酒を飲みながら桑八がまじめな表情でそれを見つめる。
 冨樫のペン先が震えだす。)

疎井 「…?」
男  「何だよ、ひょっとして もう酔った?」

(ペンが『トン』と畳に落ちる)

(『ポッ』と涙が一滴色紙に落ちる)
冨樫 「…もう」

冨樫 「もう 勘弁して ください…」(小刻みに震えている)

冨樫 「ゆ、幽遊白書は、もう…
    もう勘弁してけろ!!
」(肩をがっくりと落とす)
疎井 「!!」

桑八 「……」(思い詰めたような表情を浮かべる)

『次号へつづく  次号予告 桑八の決断の巻』


(以上引用)
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このマンガ、とあるマンガのパクリらしいです。
仕事に精神を追い詰められて、編集者や関係者の前でついに心情を吐露してしまう、というお話。
そんな漫画家の心境に全く気づかない編集者、疎井(名前からしてコイツ…笑)、そしてただ一人薄々気づいていながら何もしてやれなかった編集者、桑八。
桑八って名前どこから来たんだろう。一コマ目で、女将をチラリと見やる桑八は、髪型をのぞけば桑原そっくりです。
あとのコマに登場する桑八は別人のような顔なんですが…。元ネタの絵柄を意識したのかな?
それから、このマンガに登場する冨樫先生のビジュアルが、原作に一度出てます。
第一巻で浦飯家に放火するあの男。まさにアイツです、アイツ。
いくら有名人だからってそんなカッコしたらかえって目立つよ、とベタにツッコむ気力も失せるほど、そっくりです。
グラサンかけてマスクして、どうみても犯罪者にしか見えませんから。


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